東京展

関東大震災直後の東京

62-08

関東大震災直後の東京


関東大震災は、1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒、神奈川県相模湾沖を震源として発生したマグニチュード7.9の地震災害です。神奈川県を中心に千葉県・茨城県から静岡県東部までの内陸と沿岸に広範囲に甚大な被害をもたらし、190万人が被災、5千人余が死亡あるいは行方不明になったとされています。建物被害においては全壊が109千余棟、全焼が212000余棟となり、さらには液状化による地盤沈下、崖崩れ、沿岸部では津波による被害が発生しました。

写真は、神田地域周辺の当時の様子を撮影したもので、神田橋の陥落や御茶の水付近の崖崩れ、焼け野原に近い状態になった神田錦町、被災物に囲まれながらも復旧作業を行う駿河台付近の人々の様子等、当時の被害や人々の様子が垣間みられる貴重な資料となっています。
(写真提供:国立科学博物館)

ページトップへ